[着付け] ブログ村キーワード
昨日午後は、
ikuyoさんとayumiさんが着付け教室に来て下さいました
ikuyoさんとは”結婚式に着て行く着物選び”をさせて頂き、ayumiさんとは”初回無料レッスン”をさせて頂きました。
ikuyoさんは来月、お友達の結婚式に出席されるそうで、振袖を着ようかどうか迷ってらっしゃいました。見せて下さった振袖は、落ち着いたオレンジ系の地色に、【吉祥文様(きっしょうもんよう)】や菊などが描かれた、とっても素敵なものでした
お母様から譲られて、ikuyoさんご自身も成人式でお召しになったそうですが、”ガーデンウエディングに振袖は大げさ過ぎるかもしれない”と言うことが気になられているご様子でした。
そこでお手持ちの他の着物も持って、ご相談に来られました。その中の1枚は淡いピンク色の
色留袖だったのですが。。。
「これって結婚してないと着られないんですよねぇ?」と聞かれて、衣乃は、
「そうですねぇ。」
(↑これ、間違いです!本当に本当にすみません)
と答えてしまいました。他にも単衣(ひとえ)の訪問着をお持ちだったのですが、合わせておられたのが夏帯だったので、他に合う袷(あわせ)の帯があれば、10月初旬の式なら着て行けそうですねというお話になりました。
正直に言って、ガーデンウエディングに着て行く着物を何にするのかは、難しいところです。衣乃が経験したカフェでのウエディングパーティーでは、花嫁さんがジーンズ素材で出来たドレス(?)を着ておられ、かなりカジュアルな雰囲気でしたし…
そこでikuyoさんに、そんなお悩みを七緒流に解決してくれる「晴れ着を、堂々と」が特集されている
『七緒 vol.9』をお見せしたところ、「これを読んでお母さんともう一度相談します」とおっしゃったので、お持ち帰り頂くことにしました
ご自宅に帰られてタンスの中を探されたところ、”鮫小紋(さめこもん)”や”付け下げ”が見つかったそうです
また拝見させて頂きながら、一緒に選ばせてもらえることになりました。ありがとうございます。
色留袖の件は、ikuyoさんにはメールでお詫びしたのですが、ここでもキチンと訂正しておきますね。
色留袖は、未婚の方でも着られます。5つ紋のものは、親族の結婚式の時に黒留袖と同格(=最上格)で着られます。3つ紋のものは、知人の結婚式や伝統のある式典などに着て行けます。1つ紋のものは訪問着よりもやや格が上の装いになりますので、知人の結婚式やパーティーに出席する時に着られます。
☆'゜★゜'・'゜☆☆'゜★゜'・'゜☆☆'゜★゜'・'゜☆☆'゜★゜'・'゜☆☆'゜★゜'・'゜☆☆'゜★゜'・'゜☆
さて、同時進行でayumiさんとの”初回無料レッスン”もさせて頂いたので、そのお話も
ayumiさんは、浴衣はご自分で着られるそうで、今年も浴衣でのお出かけを楽しまれたそうです
そして今回、着物も自分で着られたらいいなぁと、ikuyoさんと一緒にお越し下さいました!
初回レッスンは、”着せ付け体験”からです。お手持ちの着物を2枚、持って来られました
アイボリー地の小紋と、紺地の【付け下げ小紋】でした。【付け下げ小紋】にお目にかかることは少ないので、「わあ〜!これはイイですねぇ
」とテンションが上がっちゃいました
【花菱(はなびし)】の柄が、肩から裾に向かってだんだん大きく、間隔が詰まって配置されているもので、結婚式の二次会やちょとしたパーティーに着て行ける着物です
(お写真を撮らせてもらえば良かったです…
)
今回、お着せしたのは小紋の方です☆
アイボリー地に、赤・紫・カラシ・緑など色とりどりの【青海波(せいがいは)】が描かれた着物です。ayumiさんの髪やお肌の色によく似合っておられて、”着せ付け体験”を喜んで頂けたようでした
帯は今回お忘れだったので、衣乃の手持ちの名古屋帯をお貸しさせて頂きました。ちょうどこちらの着物に使われている色目が入った帯だったので、イイ感じのコーディネートになって良かったです
ikuyoさん、ayumiさん、昨日は雨の中をたくさん荷物を持ってお越し頂き、
ありがとうございましたm(__)m
また次回のレッスンを楽しみにお待ちしていますね
<<用語解説>>
【吉祥文様(きっしょうもんよう)】「縁起が良い」「おめでたい」とされる植物や器物などを描いた図柄のこと。例えば松竹梅や、鶴・亀、打出の小槌(うちでのこづち)などがあります。
【付け下げ小紋】小紋は、反物の状態で見ると柄の向きが一方向に揃っていますが、仕立てをすると【前身頃】と【後身頃】で上下が逆さまになります。付け下げ小紋は、仕立て上がった時に【前身頃】も【後身頃】も、柄の向きが一方向に揃うように、反物の状態からあらかじめ柄付けをされています。
【花菱(はなびし)】空想の花(唐花)のうち、4枚の花びらで菱形に描かれた模様のこと。
【青海波(せいがいは)】波を扇の形に意匠化して、連続して描かれたもの。